バレー男子 SVリーグ北海道の荒尾怜音がセクシャルマイノリティを告白「高橋塁さんの勇気に背中を押してもらい」「自分の言葉で伝えることを決めました」
SVリーグのヴォレアス北海道に所属する荒尾怜音が29日、自身のSNSでセクシャルマイノリティであることを告白。サントリーに所属する高橋塁がカミングアウトしたことを受け「高橋塁さんの勇気に背中を押してもらい、自分もこうして自分の言葉で伝えることを決めました」と記した。
荒尾は「ご報告」と題し、「いつも応援していただき、ありがとうございます。私にとって人生の大きな一歩となるご報告をさせてください」とつづった。「私は幼少期から、男女関係なくいろんな友達と過ごしてきました。時には、女の子しかいない集団の中に入って一緒に遊ぶこともありました。そんな環境で過ごす中で、『可愛い』も『かっこいい』も『美しい』も、自分にとって大切な感情になっていきました」と明かした。
「そして、それらは『自分もこうなりたい』という憧れだけではなく、いつしか『好き』という気持ちにも繋がっていきました。だからこそ、自分の性自認や、好きになる人の性別についても、あまり枠を決めずに、『自分は自分』そう思って過ごしてきました」と記し、「そんな自分のセクシュアリティは、LGBTQ+からあえて選ぶとするなら『Q(クエスチョニング)』に近いと思っています。『男だから』『女だから』という言葉に違和感を持ったり、洋服もレディースのものを選ぶことが多い、女性といる方が楽に感じる一方で、男性と過ごす時間にも楽しさを感じます」と自らを分析した。
「そんな自分の中にあるいくつかの感情に戸惑い、悩んだこともありました。『カミングアウト』という言葉自体が、私にとっては重たく、分厚い壁のように感じていました。それでも、同じ競技の最前線で活躍する高橋塁さんの勇気に背中を押してもらい、自分もこうして自分の言葉で伝えることを決めました」と29日にサントリーに所属する高橋塁が「ゲイ」であることを告白。これを受け、自らもカミングアウトする決断に至ったという。
その上で「この決断をするにあたって、真摯に向き合ってくださったチーム関係者の皆さん、そして、いつも『荒尾怜音』という一人の人間として接してくれた家族や友達をはじめ、これまで私に関わってくださったすべての方々に、心から感謝しています。私自身も、誰かの勇気に背中を押してもらった一人です。だから次は、自分の言葉や行動が、誰かにとって少しでも何かのきっかけになればと思っています。これからも、自分自身を大切にしながら、プロバレーボール選手として、大好きなバレーボールに全身全霊で取り組んでいきます」と決意を記した。
荒尾は熊本・鎮西高校から早大に進学。リベロとして活躍し、現在はSVリーグのヴォレアス北海道に所属している。
