男子800メートル・落合晃 日本勢64年ぶり!ぶっちぎり金メダル「自分からいった」 27年世界選手権、28年ロス五輪でメダルへ
「アジア大会・陸上」(29日、パロマ瑞穂スタジアム)
800メートル決勝の男子は落合晃(こう、20)=駒大=が大会新記録の1分44秒48で、日本勢64年ぶりの金メダルを獲得した。女子は18歳の久保凛(積水化学)が2分5秒46で4位。男子1600メートルリレーの日本は12年ぶりの金メダルを獲得した。同5000メートルは山口智規(SGホールディングス)が13分31秒43で2位に入り、女子ハンマー投げのマッカーサー・ジョイアイリスは68メートル42で銅メダルを獲得した。
ぶっちぎりでゴールし、笑顔で日の丸を掲げた。日本記録保持者の落合が、大会新記録を樹立。1962年の森本葵以来64年ぶりの金メダルを日本にもたらし「大きな声援のおかげで、こうした走りができた。本当に感謝を伝えたい」と喜びをかみしめた。
ライバルを寄せつけない走りだった。100メートル過ぎにトップに出ると、そのまま譲らず。最終コーナーから最後の直線でペースを上げ、後続を突き放した。「積極的に自分からいった。勝負レースで勝ち切れたことは評価できる」と振り返った。
昨年の世界選手権東京大会では予選敗退。悔しさを糧に修行を積んだ。今季は5月の静岡国際などで2度、自己ベストを更新。初参戦だったダイヤモンドリーグでは、7月のモナコ大会の1000メートルで日本記録を更新した。「国際大会の経験を積んで自信を持って走れた」と経験が結果につながった。
2027年には北京で世界選手権、28年にはロサンゼルス五輪が待つ。「そこでしっかり決勝に残って、メダルの争いに上がっていきたい」。伸びしろ十分な20歳が、歴史を刻む。
◇落合 晃(おちあい・こう)2006年8月17日、滋賀県高島市出身。滋賀学園高3年だった2024年に1分44秒80の日本新記録を樹立。今年は日本記録を1分43秒45まで更新した。25年東京世界選手権代表。
