大の里 次は全勝優勝だ 涙の復活Vから一夜明け「達成感がある」 不振に苦しんだ1年乗り越えVに感慨
大相撲秋場所で6場所ぶり6度目の優勝を飾った横綱大の里(26)=二所ノ関=が28日、茨城県阿見町の部屋で一夜明け会見を行った。不振に苦しんだ1年を乗り越えた賜杯への喜びを口にしつつ、九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)では幕内5年ぶりとなる全勝優勝を誓った。
涙の復活優勝から一夜明けた。大の里はスッキリした表情で昨晩を「部屋に帰って風呂に入ってすぐ横になった。久々に眠れた。達成感がある」と振り返り、声を弾ませた。
安青錦との相星決戦を制した千秋楽。昨年九州場所で左肩を負傷し、1年間低迷が続いた。それを糧に「左もすごく良くなっていたし、同時に右も良くなった。けがする前と今と多少スタイルも変わりつつある。いろいろ発見もあった」と成長を実感している。
ただ、12勝3敗の結果には満足していない。13日目からの連敗を「13、14日目で優勝を決めたいと、自分の一番よりも優勝戦線に関係する他の取組を土俵下から映像で見たりして、ちょっと考えすぎた」と反省した。
目指すは全勝優勝だ。横綱昇進を決めた昨年夏場所、14日目まで全勝も千秋楽で豊昇龍に敗れた。幕内では21年九州場所の照ノ富士(現伊勢ケ浜親方)が最後。「優勝額の『優勝』と『全勝』の違いもあるし、全勝の難しさは、横綱に上がる前の場所でも感じました。それに向けて稽古したい」と意気込んだ。
この1年の苦悩を「今まで何とかなると思ってやっていたことが、何とかならないことになって『こんなはずじゃないのに』って。けがと向き合って優勝できてうれしい」と総括。優勝がない九州で全勝を成し遂げれば、目標の大横綱へ前進することになる。
