ラグビーU23代表 京大・大鶴はムキムキの肉体も魅力 SOでデッドリフトは200キロ以上「やるしかないです(笑)」
4月にラグビーの23歳以下(U23)日本代表の豪州遠征メンバーに選出された京大ラグビー部主将のSO大鶴誠(じょう、4年)が、18日までにデイリースポーツのインタビューに応じた。灘中・高から京大医学部に現役合格し、文武両道を極めている22歳。20日に開幕の関西大学ラグビーBリーグ、ラストイヤーに懸ける。
ボールは記者の手に勝手に収まった。写真撮影のために急きょ、大鶴のパス相手を担当。ラグビー経験はなく楕円(だえん)形のボールにほとんど触れた経験はない。にもかかわらず、何度も勢いよく投げてくる大鶴のパスを一度も落とすことはなかった。
両手で胸の前に三角形を作る。鮮やかなスクリュー回転のパスは寸分の狂いなく、目を閉じても捕れていたほど正確で優しかった。「大胸筋を使って押し出すんですよ」。パスで「投げる」ではなく「押し出す」感覚を得たのは日本代表の経験からだという。技術の高さを肌で感じた。
筋骨隆々の肉体も魅力。ベンチプレスは135キロ、スクワットは170キロで5回、デッドリフトは200キロ以上を挙げるという。一朝一夕では決して身につかないボディービルダー顔負けの肉体が努力を物語った。
輝かしい経歴を持つがきっと彼は天才ではない。「大変ですけどやるしかないです(笑)」。文武両道のいばらの道を諦めなかったからこそ、今の姿があるのだと感じた。(デイリースポーツ・北村孝紀)
