バレー男子 日本が思わぬ苦戦も白星発進 13年ぶり対戦のオマーンに1セット落とすも3-1で勝利 石川主将「もっと精度を」高橋は「難しい試合を勝って自分たちの強さに」Vならロス五輪切符のアジア選手権開幕
「バレーボール・買取大吉男子アジア選手権・1次リーグ、日本3-1オマーン」(4日、北九州市立総合体育館)
優勝国に28年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられる大一番が開幕し、世界ランク6位の日本は初戦で13年ぶり2度目の対戦となった同64位オマーンを3-1で下し、白星発進を決めた。日本は6日にバーレーンと対戦する。1次リーグは12チームが3組に分かれて行い、上位8チームが決勝トーナメントに進む。大会優勝国は28年ロサンゼルス五輪出場権を獲得する。
西田有志、小野寺太志、深津英臣、山内晶大、高橋藍、石川祐希、リベロは山本智大でスタート。深津が3度連続で石川に上げて初得点すると、相手を崩した山内のサーブから小野寺のブロックなどで得点を重ねた。
初戦の動きの固さもありながら順調に加点した日本だが、オマーンに想像以上に粘られた。13年アジア選手権で1度しか対戦経験がなく、データは極端に少ない。オマーンのテンポが独特なサーブ、精度の高いレシーブ、アタックなどで序盤は食い下がられ、中盤にはリードも奪われた。
不気味な相手だけに一時は不穏な空気も漂ったが、それを一蹴したのが高橋だった。8-10と2点ビハインドの場面では、サーブレシーブから自らの強打で1点差に。直後に回ってきたサーブでは、コート中央に落として技ありのエース。さらにもう一度同じ軌道のサーブで連続得点した。11-10と一気に逆転。日本に流れを引き寄せ、第1セットを25-18で奪取した。
第2セットも勢いは止まらなかった。ワンハンドで相手のスパイクを上げるなど得意の守備を見せると、スパイクと見せかけてトスを上げるフェイクセットから西田の得点も演出した。さらにサービスエースも追加で2本たたきこんだ。その後は石川のサーブからの7連続得点、途中出場した河東祐大のトスワークから小野寺らが得点を重ね、25ー13で奪った。
しかし、第3セットはオマーンに序盤からリードを許すと、石川のスパイクがブロックされるなど突き放されて20-25で落とした。
まさかの展開となったが、第4セットは序盤に西本のブロックなどで勢いに乗ると、石川のサービスエースなどで突き放し、そのまま25-9で試合を決めた。
石川と高橋がチームトップの19得点をマークした。
試合後、石川主将は「1セット落としてしまったが、しっかり3-1で勝てたので、明後日の試合に繋げたい。個人的にはスパイクのミスはありましたが、全体的には悪くない。もっと精度を上げていければ」と振り返り、高橋は「1セット落としたんですけど、勝つことが重要ですし、反省するところもありながら、最後はしっかり勝つことができた。まずは次の試合のことを考えたい。試合をやる中で対策していかないといけない。少し難しさはあったが、その中でも修正して勝つことができた」と振り返り、今後に向けて「こういった難しい試合を勝っていくことが自分たちの目標である五輪でメダルを獲得することに繋がっていく。難しい試合を勝って、自分たちの強さ、進化に繋げていきたい」と見据えた。
ロサンゼルス五輪から予選方式が変わり、大陸王者にも五輪出場権が与えられることになった。今大会で五輪切符獲得できれば、本大会までの猶予は2年。パリ五輪で逃したメダル獲得へ向け、アドバンテージとなる準備期間を得ることができる。
