国立競技場が会議の誘致を強化 民営化初年度は目標達成

 昨年4月に民営化されたMUFGスタジアム(国立競技場)が活用の幅を広げている。スポーツ、音楽興行にとどまらず、企業や行政によるイベント利用の需要が高く、このほど公表された2025年度の業務報告書では、稼働日数と売り上げの目標をクリア。今後、国際会議や展示会を指すMICE(マイス)の誘致にも力を入れる。

 25年度は陸上の世界選手権などを開催。報告書によると、50日を目標としたイベント日数は69日に上り、利用者数は計画より60万人多い231万人だった。売り上げは約17億円の目標に対し約22億5千万円と、順調な滑り出し。東京都が積極的に小学生向けの招待事業を展開したスタジアムツアーで92校、約8千人が来場するなど自治体との連携も進んだ。

 予想以上の関心を集めているのが学会や国際会議、企業による展示会の利用だ。ピッチやトラックを発表の場に使う斬新さに加え、大小さまざまな会議室があり、飲食提供も可能な点が魅力だ。

 民営化前にも高級ブランド「カルティエ」、高級車メーカー「ランボルギーニ」が展示会を開いた実績がある。

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