ラクロス 日本白星締め7位終戦 リベンジは五輪採用6人制で!中沢こころ「攻めの引き出し増やせれば」ラクロス世界選手権
「ラクロス女子・世界選手権」(1日、東京・大井ホッケー競技場)
7位決定戦が行われ、世界ランキング5位の日本は、プエルトリコ(同11位)に17-11で勝利した。準々決勝のカナダ戦から2連敗を喫していたが、最終戦を白星で締めくくり、29年ぶりの自国開催の大舞台は7位で終えた。今大会は120年ぶりに復活する28年ロサンゼルス五輪で採用された6人制ではなく、伝統の10人制で実施された。
試合開始から3点を先制される苦しい立ち上がりとなったが、MF桜井美帆(MISTRAL)の初得点から反撃ののろしを上げると、第2クオーター(Q)に逆転した。後半にはジョーンズ萌仁香(NeO)、中沢こころの両ATが得点を量産し、最後は6点差をつけて勝利。目標の表彰台に届かず宮沢明日香監督は「残念ながらメダル獲得は成しえなかった」と悔やみつつ、「この経験と4強以上との戦いを糧に、次の大会でメダルを取れるように日本一丸となって頑張りたい」と前を向いた。
今回は伝統の10人制で行われたが、今後は28年ロサンゼルス五輪で採用された6人制の戦いが始まっていく。出場は全6カ国しかなく、開催国の米国が1枠を保持しているため、残りは5枠。27年秋に開催される6人制世界選手権で4枠を、28年春に開催される五輪世界最終予選で残りの1枠を争っていく。
日本代表は、その世界選手権の予選として、2カ月後の6人制世界選手権アジア予選(26年10月5~10、オーストラリア)に臨む。上位5カ国が本大会に出場できるが、破れた場合は、その時点で五輪への道が消滅する重要な戦いだ。6人制代表にもメンバー入りし、この日の初得点を挙げた桜井は、「しっかりと結果を出せるように全力を尽くしていきたい」と覚悟を示した。
五輪に向け、今後は日本として6人制の強化が本格化していく。6人制は、10人制に比べてフィールドと試合時間が短縮されるため、より早い攻守の切り替え、一瞬の判断能力、チーム間の共通認識が重要視される種目。日本協会によると、6人制世界選手権アジア予選は6人制を専門とするメンバーで臨むが、五輪切符がかかる世界選手権までには、10人制の選手を含めたトライアウトを行い、6人制のメンバーを選んでいくという。
元サッカー日本代表の中沢佑二さんを父に持ち、今大会でエースの活躍を見せた中沢こころ、ねがいの2人も6人制に参戦する。こころが「個々の突破力、コンビネーションを使って、チームとしての攻めの引き出しを増やせれば」と意気込めば、ねがいも「シュートレンジが大事になる。他国は守備につかれながらも点を取ってくる。そういうところは日本も成長していくところ」と気合。10人制のリベンジは6人制で果たし、120年ぶりに復活した五輪の舞台を目指していく。
