虫刺されで心筋炎発症、苦労人の行徳が勝ち越し「番付を早く戻したい」名古屋は屋外土俵も対策【大相撲】
「大相撲名古屋場所・12日目」(23日、IGアリーナ)
西幕下25枚目の行徳(23)=玉ノ井=が栃清龍(春日野)を寄り切り、4勝2敗と勝ち越しを決めた。「ほっとしているが、途中で引いてしまったのは反省。もっと前に出る力を付けたい。あと一番を勝ちたい」と誓った。
昨年は名古屋場所後の夏合宿で、虫刺されのアレルギー反応による心筋炎を発症。集中治療室にも入院した。翌秋場所は自己最高位の東幕下14枚目で臨むも、一番相撲を取った際に「胸がおかしいのが自分でも分かった」と、医師の忠告もあって途中休場した。翌場所は全休した。
今年初場所に三段目で復帰後、4場所連続勝ち越し。「番付は上がってきたというより、早く戻したい感じ」ともどかしさを感じる一方、「最初は悔しかったが、あの時があったからこそ、と思えるようになりたい」と前向きさも取り戻した。
名古屋の稽古場は屋外。師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)から「虫に気を付けろ」と指導されており、蚊取り線香と虫除けスプレー、処方された薬を服用するなどして対策。今年の夏合宿も参加予定だが、今場所を白星締めで来場所につなげたいところだ。
