大相撲の幕下上位で勝ち越しも引退の27歳、元十両勇磨が断髪式「ダラダラ続けるのは嫌」
大相撲夏場所限りで引退した元十両の勇磨(27)=本名・中尾勇磨、大阪府出身、阿武松=が6日、両国国技館内の大広間で断髪式を行った。元大関の幕内正代ら約200人がはさみを入れ、師匠の阿武松親方(元幕内大道)の止めばさみで大銀杏を切り落とされた。
勇磨は「15歳で入門して、毎日必死にもがいた12年だった」「強くなりたい一心だった」と語った。小学5年で相撲を始め、中学卒業後の14年春場所で初土俵を踏んだ。17年には左膝前十字靱帯断裂、左手首を3回手術するなどしたが、突き押し相撲を四つ相撲に変え、23年名古屋場所で新十両を果たした。
十両3場所を務めた後、24年初場所を最後に幕下に転落。25年名古屋場所は幕下中位で七番相撲で勝ち越しを決め「ダラダラ続けるのは嫌だった」と引退を決意。今年春場所で地元大阪で雄姿を見せ、夏場所で引退した。最後は西幕下13枚目で4勝3敗と勝ち越し、十両復帰が狙える力を見せたが翻意しなかった。
勇磨は「継続することが大事だと分かった。15歳で入って、たくさんの大人と出会えました」と振り返った。今後は広島市内で会社員として第二の人生に臨む。「尊敬される人間になりたい」と誓った。
