競泳バタフライ・光永翔音が喘息治療薬でドーピング違反 3月まで資格停止 中大が声明発表 すでに競技復帰

※写真はイメージです(DedOK Studio/stock.adobe.com)
日大豊山時代の光永翔音=2022年
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 日本アンチ・ドーピング機構は2日、愛知・名古屋アジア大会(9月開幕)の男子バタフライ代表に決まっている光永翔音(20)=中大=に対するアンチ・ドーピング規則違反の情報を開示した。これに対し、中大が「本学学友会体育連盟水泳部所属選手に対するアンチ・ドーピング規則違反に係る決定について」との声明を発表し、経緯を説明した。

 まず、昨年9月の日本学生選手権での検査において、光永の検体から、世界アンチ・ドーピング機構禁止物質である「ツロブテロール」が検出されたことを明らかにした。経緯について「光永選手は、当時、数か月にわたり咳の発作に悩まされており、複数の医師を受診しておりましたが、あまり症状の改善がみられませんでした。そのような中で、本学水泳部のコーチに相談したところ、ドーピング検査の対象となるオリンピック競技大会のメダリストをはじめ、本学の有力選手の診療経験のある医師の推薦を受け、当該医師の診察を受けました。光永選手は、当該受診の際、自身がドーピング検査の対象となる競技者であること、及び禁止物質を含む薬を処方しないでほしいことを説明しておりましたので、当該医師から何らの説明なく禁止物質を含む薬が処方することはないと信頼しておりました。ところが、本件医師は、光永選手に対し、禁止物質が含まれることを伝えることなく、禁止物質であるツロブテロールが含まれている喘息治療薬(テープ剤)を処方し、光永選手がこれを貼付したことにより上記検出に至りました」と説明。

 その後、3月10日、日本アンチ・ドーピング規律パネルにより、アンチ・ドーピング規則違反が認定されたが、ツロブテロールの使用が意図的なものではなく、経緯や事情を踏まえ、過誤、過失の程度が重大とはいえないと判断。その上で、当該の日本学生選手権における競技成績の失効とともに、暫定的資格停止期間等を考慮し、開始日を25年11月5日とし、資格停止期間を4カ月(26年3月4日まで)とする決定が下された。

 そして「今回の禁止物質における原則的な資格停止期間は2年間とされているところ、本件決定はこれを大幅に下回る4か月とするものであり、本件が悪質なものではなく、光永選手にとって想定外の出来事であったと評価されたものと考えております。なお、光永選手に対する資格停止処分は、2026年3月4日をもって終了し、光永選手は同日以降に実施された競技会等に復帰しております」と伝えた。

 日本水泳連盟はドーピング違反などによって資格停止処分を科された選手でも、競技開始日までに資格停止期間が終了していれば、大会に仮エントリーができる内規を定めている。今季の日本代表選考を兼ねて開催された日本選手権(3月19~22日)から、運用された。

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