バレーボール協会会見 佐藤駿一郎容疑者 大麻発見パチンコ店には複数選手で 入手経路は「知り合いから」NTCにも持ち込まれた可能性 本人は謝罪 他選手は練習継続「代表として精神的に一番落ちている」
日本バレーボール協会は28日、男子日本代表登録メンバーの佐藤駿一郎が薬物所持の容疑で逮捕されたと発表した。逮捕容疑は27日夕、東京都板橋区のパチンコ店で大麻を所持した疑い。同日に日本協会が都内で会見を行い、「パチンコ店にはチームメートの選手と数名で行った」と当時の状況を明かした。さらなる詳細ついては「捜査内容のため、内容については控えさせていただけたら」と言及を避けた。国分裕之専務理事は「『知り合いから手に入れた』と警察から報告を受けた。正式なところは分からない」とも明かした。
この日は、開催予定だった男子日本代表シーズン始動会見を中止。佐藤容疑者逮捕に関して、日本協会が把握している状況について説明した。現在は日本代表合宿が行われており、逮捕された27日は午前中に宣材写真の撮影があった。午後からは自由行動で、佐藤容疑者は複数のチームメートとパチンコ店に出かけたという。
そのパチンコ店で佐藤容疑者が荷物を紛失。それが警察に届けられ、その中から大麻が発見されたという。佐藤容疑者は25日未明から代表に合流しており、発見当時から逆算すると、強化拠点の味の素ナショナルトレーニングセンターに大麻が持ち込まれた可能性もある。本人からは「大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪があったという。
他の日本代表は練習を継続するが、所持品検査と薬物の尿検査を全選手に実施する方針。国分氏は「選手は精神的にまいっていて、日本代表としては一番落ちている。このようなスタートは大変遺憾。選手ファーストで、リスタートできるようにしっかり立て直したい」と話した。
この日、日本協会は男子日本代表登録メンバーの佐藤駿一郎が薬物所持の容疑で逮捕されたことを発表。「現在、警察が事実関係の調査を進めております」と説明し、「このような事象が生じたことを厳粛に受け止めるとともに、日頃よりお世話になっております皆様の信頼を裏切ることになりましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。今季は28年ロサンゼルス五輪の出場権がかかるアジア選手権(9月、福岡)が開催される重要なシーズンで、現在に日本代表は都内で合宿中。6月には国際大会が始まる。
◆佐藤駿一郎(さとう・しゅんいちろう)宮城県出身。14歳からバレーボールを始めた。東北高3年時の2018年に初めて日本代表入りし、強豪の東海大に進学。世界選手権は22年、25年大会に出場した。24-25年シーズンはフィンランドリーグでプレーし、25-26年シーズンはSVリーグの名古屋に所属。身長205センチ、ポジションはミドルブロッカー。
