心不全から復帰の十両・翠富士が勝ち越し「こんなに勝てるとは」体調気遣いながら躍動【大相撲夏場所】
「大相撲夏場所・12日目」(21日、両国国技館)
西十両10枚目の翠富士(29)=伊勢ケ浜=は、友風(中村)を押し出し、8勝4敗と勝ち越しを決めた。友風は6勝6敗。
立ち合いから手を伸ばして攻め、回り込もうとする相手を正面に置きながら追いかけて押し出した。「いつも(はたき込みを)食っている。勝ち越しはうれしい。こんなに勝てると思っていなかった」と喜んだ。
3月の春場所は「心不全」の診断書を提出して全休。大阪入りから程なく「呼吸ができなくなった」症状で救急搬送され、療養を続けていた。4月中旬から稽古を開始し、医者からは7月場所からの復帰をすすめられたが「それだと給料がなくなってしまう」と、幕下転落を嫌って出場していた。
症状の原因は「酒の飲み過ぎと高血圧」で、血圧は220だったという。6種の薬を服用し、一時は10キロ減った体重は、場所までに5~6キロ戻した。「血圧を下げるためトマトを食べて、ゴマ麦茶を飲んでいる。あと3連勝したい」と意気込みを口にした。
