霧島 執念の流血星 土俵下へ真っ逆さま転落も勝ち越し&単独首位 「歯は大丈夫」もシャワー浴びて「痛ったー!!」

 「大相撲夏場所・9日目」(18日、両国国技館)

 2場所連続優勝を目指す大関復帰の霧島は、若元春を寄り倒した際に顔を打ちつけて流血しながらも勝ち越し、単独首位に立った。新関脇琴勝峰は小結若隆景を寄り切って6勝目を挙げた。若隆景は2敗目。平幕翔猿は琴栄峰に押し出され、2敗に後退した。大関琴桜は豪ノ山にはたき込まれて7敗となった。1敗の霧島を若隆景、平幕の豪ノ山、琴栄峰、翔猿、藤凌駕の5人が1差で追う。

 執念で星をつかんだ。霧島が若元春のうっちゃりに、土俵下へ頭から真っ逆さまに落下。土俵の側面にある踏み俵に顔面を激突させ、額中央、眉間下、右鼻、上唇から流血した。それでも手を出して受け身は取らずに落ちるタイミングを遅らせたため、軍配は霧島。落ちてすぐは痛みで顔を抑えてしゃがみ込んでいたが、自力で土俵に上がり、堂々と勝ち名乗りを受けた。

 支度部屋に帰ると、鏡で顔を見て「うん。歯は大丈夫」と確認し、シャワーを浴びて「痛ったー!!」と絶叫した。それでも付け人には笑顔を見せて白星をかみしめ「これぐらいなら全然大丈夫。これぐらいでよかった」とうなずいた。

 両横綱不在の中で、看板力士として威厳を示した。八角理事長(元横綱北勝海)は「(心配なのは)額より首だよね。それだけ必死にやっているということ」と評価しつつ「(勝ち越しは)普通ならほっとするけど、今場所は通過点じゃない?上がいないわけだから」と期待。幕内後半の審判長を務めた尾上親方(元小結浜ノ嶋)も「力強いですよ、今場所は。このまま突っ走っていくのか。内容も良いので、頑張ってもらいたい」と称賛した。

 8日目は豪ノ山に初黒星を喫したが、連敗せずに再び単独トップに立ち、幕内一番乗りで勝ち越しを決めた。「昨日は悔しかったけど、それはそれ。今日に集中して勝ててよかった。とりあえず勝ち越したので、ここから一番一番、考えずにいつも通りいきたい」と霧島。大関復帰場所で自身4度目、2場所連続の優勝まで突き進む。

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