琴栄峰が5連勝!史上初の平幕兄弟V狙う 「まだ5日目。何とも言えない」も無敗は霧島と2人だけ 兄は25年名古屋場所Vの琴勝峰

狼雅(右)を寄り切りで破り、初日から5連勝の琴栄峰(撮影・佐藤厚)
琴栄峰(右)が寄り切りで狼雅を破る 
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 「大相撲夏場所・5日目」(14日、両国国技館)

 平幕琴栄峰が狼雅を寄り切り、5連勝とした。先場所覇者で大関復帰の霧島は平戸海をすくい投げで下し、全勝を守った。大関琴桜は一山本に押し出され、3敗目を喫した。新関脇2人は熱海富士が藤ノ川を寄り倒し、琴勝峰は王鵬を送り出して、ともに2勝目を挙げた。小結若隆景は隆の勝にはたき込まれて初黒星。勝ちっ放しは霧島と琴栄峰の2人となり、1敗で若隆景ら6人が追う。

 強靱(きょうじん)な足腰が目立つ。琴栄峰が十両時代も含め、自身初となる初日から5連勝。立ち合いで左まわしを許したが慌てない。右からおっつけ、左を差し、土俵際で粘る相手を力いっぱい寄り切った。「まだ5日目。何とも言えない」と冷静に振り返りつつ「今日は止まらないようにした。左四つができてよかった」と大きくうなずいた。

 スピード出世した琴勝峰の弟として入門し、序ノ口から15連勝するなど初土俵から注目を浴びてきた。2024年九州場所で十両昇進を果たすと、25年名古屋場所で新入幕。胃腸が弱く一度で多くの食事を取ることができなかったが、食事の回数を増やすことで増量に成功し、体重とともに力強さと安定感が増してきた。

 スピードある取り口が武器で、足を高々と掲げる四股も魅力の一つ。師匠の佐渡ケ獄親方(元関脇琴ノ若)には「名を覚えてもらうために、きれいな四股を踏むしかない。上で3秒止めろ。拍手をもらうまで下ろすな」と指令を受けており、今では仕切りから歓声が飛ぶほど人気となっている。

 新入幕だった昨年の名古屋場所は6勝9敗ではね返されたが、再入幕の先場所は9勝6敗。今場所は5連勝と好調で、霧島と並んでトップを堅守。25年名古屋場所で優勝した兄に続いて賜杯を抱けば、史上初の兄弟平幕Vとなる。「立ち合いで失敗しないように集中したい」と琴栄峰。目の前の一番に集中し、星を積み重ねていく。

 ◆琴栄峰央起(ことえいほう・ひろき)本名・手計(てばかり)太希 2003年7月8日、千葉県柏市出身。6歳から相撲を始め、強豪の埼玉栄高を卒業した。22年初場所で初土俵を踏み、序ノ口だった同年春場所、序二段だった翌夏場所でともに優勝し、デビューから15連勝を飾った。24年九州場所で十両に昇進し、琴手計から琴栄峰にしこ名を変えた。25年名古屋場所で新入幕。184センチ、142キロ。兄は琴勝峰。

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