日本卓球女子 欧州最強ドイツ下す!55年ぶりVへ王手 絶対王者・中国戦へ張本「持てる全ての力を出す」
「卓球 世界選手権団体戦準決勝 日本3-0ドイツ」(9日、ロンドン)
準決勝が行われ、女子で55年ぶりの優勝を目指す日本はドイツを3-0で下し、6大会連続で決勝進出を決めた。7連覇を狙う中国はルーマニアを3-0で退け、10日の決勝は6大会連続で日本と中国のカードになった。シングルスで3勝挙げたチームが勝つ方式で、日本は第1試合を張本美和(17)=木下グループ=が3-1で制し、次の早田ひな(25)=日本生命=は3-2で逆転勝ち。橋本帆乃香(27)=デンソー=は3-0の快勝だった。
強者同士のせめぎ合いを日本が制した。欧州最強のドイツとの激突は、張本、早田、橋本が1試合も落とさずに決勝進出。早田はフルゲームにもつれ込んだ接戦を取り切った。「(張本と)2人で踏ん張って2-0で(橋本に)回すことができた」と、窮地に立たされても粘りの卓球を見せた。
まずは張本が流れをつくった。1ゲーム目は落としたが「2ゲーム目から攻めるようにして追いついて、自信になった」と自分の卓球を披露。相手の正面を狙ったり、フォアストレートをたたき込んだりするなど圧倒した。リズムを崩さず4ゲーム目も奪いきり、ガッツポーズを決めた。
早田も意地を見せた。2ゲーム連取されたが、追い込まれてからが力の見せどころ。第3ゲームは4-2から5連続得点。徐々に盛り返した。2-2で迎えた運命の第5ゲームを奪い、大逆転勝利。「戦術を一気に変えて勝つことができた」。右拳を高々と突き上げると、緊張もほどけ、笑みがはじけた。
最高のバトンを受け取ったチーム最年長、27歳の橋本は「張本選手と早田選手が勝って私につないでくれたので、私は思い切って試合ができた」とストレート勝ち。55年ぶりの金メダルに一気に王手をかけ、3人が笑顔で客席に手を振った。
直近5大会で決勝に進出したが、結果は中国に屈して全て銀メダル。張本は「2年前の決勝は悔しい思いをした。みんなが持っている全ての力を出して、金メダルを目指して頑張りたい」と言えば、「全員で力を合わせれば優勝できると思う」と橋本。悲願の金メダルへ、あと1勝を全力で奪いにいく。
