安青錦 自身初の休場決定 負け越しなら関脇転落...途中出場目指す方針 安治川親方「痛みが引けば」 綱とり逃した春場所から試練続く
「大相撲夏場所」(10日初日、両国国技館)
日本相撲協会は8日、東京・両国国技館で大相撲夏場所(10日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。横綱大の里(25)=二所ノ関、かど番の大関安青錦(22)=安治川=は休場することになった。安青錦の師匠、安治川親方(元関脇安美錦)は「痛みが引けば出る方向」と途中出場を目指す方針を明かした。安青錦は今場所、途中出場して勝ち越さなければ、大関在位わずか3場所で関脇に転落する。
歴史的なスピードで番付を駆け上がってきた安青錦に試練が訪れた。自身初の休場が決定。このまま出場せずに負け越しとなれば、在位3場所で関脇に転落する。安治川親方は「痛みが引けば出る方向で頑張っています」と、途中出場を目指す方針を示した。
7勝8敗で入門以来初めて負け越した3月の春場所で左足小指を骨折。5日には「万全ではないけれど、少しずつ良くなっている」と話していたが、6日の稽古で左足首を負傷。この日の朝、安治川親方に「まだ歩くのが精いっぱい」と伝えて休場が決まった。
関取に転落した場所で10勝すれば大関に復帰する特例がある。しかし、1969年名古屋場所の制定以降、同ケースでの復帰は7例(三重ノ海、貴ノ浪、武双山、栃東2回、栃ノ心、貴景勝)しかない。
安治川親方は「痛みが引けば大丈夫だから、今は集中して治療をするように」と安青錦に話したと説明。「あとは気持ちと体の問題。順次見ながら話し合う」と語った。
戦禍のウクライナから来日。昨年九州場所で所要13場所、歴代1位のスピード昇進だった新関脇で初優勝。所要14場所で大関に昇進した今年1月の初場所も制した。新関脇、新大関の連続優勝は双葉山以来89年ぶり。一気の綱とりが期待された春場所で暗転した。
初日から休場する大関の途中出場は2023年名古屋場所の霧島の1例のみ。途中休場から再出場は2019年夏場所の貴景勝、1951年1月場所の汐ノ海がいる。左足首の骨折、靱帯損傷は否定した安治川親方は「ケガはつきもの。うまくやっていきますよ」と、前向きに語った。
