落合晃 男子800メートル日本新記録!狙い通りの走りで目標達成「更新できる感覚あった」

 「陸上・静岡国際」(3日、エコパスタジアム)

 男子800メートル決勝(タイムレース)で19歳の落合晃(駒大)が1分43秒90の日本新記録で優勝した。自身の記録を0秒90更新した。タイムレースで行われた男子400メートル障害は21年東京五輪代表の黒川和樹(住友電工)が48秒50の大会新記録で勝った。女子400メートルは青木アリエ(日体大)が日本人トップの53秒60で2位。女子3000メートル障害は日本記録保持者の斎藤みう(パナソニック)が9分31秒83で優勝。男子100メートル決勝(向かい風0・4メートル)はデーデー・ブルーノ(セイコー)が10秒29で制した。

 約2年ぶりに日本記録を塗り替え、ゴール後は右拳を突き上げた。落合は最後まで失速することなく軽快に走り切り「更新できる感覚はあった。ほっとした気持ち」と振り返った。記録が刻まれた表示盤の前で記念撮影に応じ、柔和な笑みを浮かべた。

 ペースメーカーが離れた500メートル付近から仕掛け、600メートルを1分17秒で通過したと伝えられると「まだ切り替えられる」とさらにギアを上げた。この冬は残り200メートルをより意識し、26秒で上がることを体にしみこませてきた。狙い通りの走りで、目標としていた日本記録更新を達成した。

 駒大に進学した昨年は環境の変化に苦しみ、状態をうまく上げられなかった。それでも中距離選手では珍しい25キロ走といった走り込みや、スピードの底上げで徐々に土台を固め、力を引き上げた。指導する大八木弘明総監督は「もう少しタイムが出る感覚はある」とさらなる飛躍を見込んだ。

 目標はあくまでも世界の舞台。昨年9月の世界選手権東京大会では予選敗退に終わった。19歳の第一人者は「世界陸上や五輪で決勝に残れるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 ◆落合晃(おちあい・こう)2006年8月17日、滋賀県高島市出身。滋賀学園高2年時に全国高校総体の800メートルで優勝。3年時の同大会で1分44秒80の日本新記録を樹立して2連覇を達成した。日本選手権で初優勝。駒大に進学し、昨年の世界選手権東京大会にも出場し、予選落ちだった。

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