高木美帆「すごく幸せと同時にラッキーなスケート人生」「この決断をしたことに後戻りしたいと思うことはない」【一問一答】

 スピードスケートで、夏季を含めて日本女子最多となる五輪メダル通算10個を誇る高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=が6日、都内で、現役引退会見に臨んだ。39社111人の報道陣が駆けつけた中、白のパンツスーツ姿で登場。引退への経緯や、今後の活動について約2時間かけてゆっくりと語った。冒頭には、所属先が同じスノーボード男子五輪金メダリストの平野歩夢が登場するサプライズがあった。

 以下、高木美帆との一問一答。

  ◇  ◇

 -引退を決めた理由は。

 「自分が憧れたアスリート像をこの先4年間全うするのは厳しいのかなとなった時に、そこを越えてまでまた頑張りたい気持ちがないと順を追って考えて、今このタイミングで引退することを決断したというより、受け入れたという感じ」

 -競技においてどのような進化を遂げたか。

 「自分の力で進化してきた感覚はあまりない。結果を振り返ると、その裏にはたくさんの人の支えや教えがある。私のスケート人生はすごく幸せだったと思うと同時に、すごくラッキーだった」

 -挫折はあったか。

 「私の中で挫折の定義は最大限努力した結果、思うような結果ではなかったり、それを乗り越えられなかったりすること。苦しい時期はあったが、糧にして成長につなげられたと思っているので、大きな挫折は感じていない」

 -スピードスケートでの経験は今後の人生にどう生きていくか。

 「特に最後の4年間は、自分の視野を狭い中でも広げる機会は多かった。次の人生を歩む上で、新しいことにチャレンジするハードルを下げてくれている」

 -改めて自身が立ち上げた「チーム・ゴールド」を振り返って。

 「どういう結果が取れてうれしいというよりかは、これだけの濃い時間を過ごすことができて本当に良かった。別れるのがこんなに寂しいなって思えるような人たちと最後の舞台を迎えられたのは本当に幸せ」

 -やり切れた実感は。

 「まだ、ミラノ・コルティナ五輪の1500メートルの結果(6位)に対しては振り返ることができない現状があるので、思い残すことがないような感じとはまた違うと思うところはあるが、この決断をしたことに対して後戻りしたいと思うことはない」

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