「真のライバルは女子ゴルフ」 いきなり“原節”さく烈 青学大女子駅伝チーム創設も競技人口減少に危機感
陸上競技部に女子駅伝チームを創設する青学大が4日、同大の相模原キャンパスで会見を行った。男子チームと兼任で監督を務める原晋氏が登壇し、「真のライバルは女子ゴルフ」と堂々宣言し、いきなり“原節”をさく裂させた。
箱根駅伝で絶対的な強さを誇る男子チームに、青学大を押し上げた名将。これまで“ライバル”を問われた際は駒大や早大と大学名を挙げるのではなく、野球界やサッカー界を挙げ、広い視点で発言してきた。今回の女子チーム新設にあたっても、心構えは同じ。原監督は言葉に熱を込めた。
「今、毎週のようにゴルフの試合がある。私が青学大に就任する2003年までは、そんなにメジャースポーツではなかった。しかし今は試合数が37試合に増えて、1試合平均の賞金総額も2倍。そのきっかけを作ったのは、当時18歳の宮里藍さん、そして横峯さくらさん。この2人の頑張りで試合数、賞金総額も増えて華やかな世界になった」
現在の女子陸上界では年々競技人口が減少し、世代別の日本記録は種目によっては20年近く更新されず、国際大会での入賞やメダル獲得数も伸び悩んでいる。原監督は「事実として女子長距離は記録は伸びていないし、競技人口も4割減。このまま行くと、指導者の雇用も、チーム数も、大会自体も少なくなってくる。そういうことになると陸上界でお仕事をさせていただいてるは原、多くの関係者が悲しむ。華やかなゴルフ界にメカニズムを勉強しながら、女性が輝かしく、自分らしく走れる環境整備を整えることで、結果として記録も伸びるし、競技人口も増える、そういう構造を我々大学女子駅伝界は作っていきたい」と熱弁した。
今年度から青学大は陸上競技部に女子駅伝チームを新設。原監督が男子チームとともに監督を兼任する。初期メンバーは芦田和佳と池野絵莉の2人で、今年は個の競技力向上。2年目以降は全日本女子大学駅伝や、全国大学対校男女混合駅伝大会での初出場初優勝が目標だ。チーム理念は「美しさ・さわやかさ、力強さを体現し、すべての女性に活力を与える存在となる」。原監督は「低迷してきた女子陸上界を盛り上げていく存在になっていきたい。一生懸命走る姿を見ていただいて、それぞれのカテゴリーの人が明るく前向きになれるように、我々のスポーツを通して発信してきたい」と所信表明した。
