琴勝峰 2敗守った!優勝へ望みつなぐ 義ノ富士をはたき込み「タイミングよく。落ち着いていた」 自力優勝へ豊昇龍戦は「今まで通り、挑戦者のつもりで」
「大相撲春場所・12日目」(19日、エディオンアリーナ大阪)
平幕琴勝峰が義ノ富士をはたき込み、2敗を守った。年6場所制が定着した1958年以降、98年九州場所の琴錦以来となる史上2人目の平幕で2度目の優勝へ望みをつないだ。関脇霧島は横綱豊昇龍を上手投げで破り、11勝目を挙げて単独トップを守った。大関陣は、琴桜が豪ノ山を押し出して勝ち越したが、安青錦は大栄翔に突き倒されて7敗目を喫した。1敗は霧島、2敗は琴勝峰、豊昇龍と豪ノ山が3敗で追う。
琴勝峰は表情を変えず「体の反応がいい。落ち着いている。あの時は緊張があった」と、東前頭15枚目で優勝した昨年名古屋場所と比べた。年6場所制が定着した1958年以降、2人目の2度目の平幕優勝が視界に入った。
難敵を退けた。土俵中央での突き合いから突っ込んできた義ノ富士をかわしてはたき込んだ。「立ち合いで圧力をかけて、タイミング良くはたけた。落ち着いていた」と冷静だった。
優勝翌場所は3勝12敗と大失速。その翌場所も7勝止まり、今年初場所で9勝を挙げた。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から「優勝した相撲は名古屋に置いてきたんか」と嘆かれた。
突然の再覚醒も「これまでの経験が生きている」と特に大きな契機はないと語る琴勝峰。家族とのテレビ電話が場所中の癒やしで、2歳5カ月となった長男は「テレビを見て自分をパパと認識するようになった」と名古屋からの成長を語った。
霧島との対戦がなく、自力優勝の可能性も残す。次は豊昇龍戦。「今まで通り、挑戦者のつもりでやる」と誓った。





