パラ「祖国貢献」、武器でなく 傷痍軍人選手ら、平和実現訴え
【テーゼロ共同】第2次世界大戦の負傷兵の社会復帰を狙った大会を起源とするパラリンピック。ミラノ・コルティナ冬季大会にも、少人数だが傷痍軍人が出場している。戦後80年以上が過ぎても、ロシアのウクライナ侵攻や米イスラエルのイラン攻撃といった戦火が各地で絶えない。元軍人の選手たちは直接的な戦争批判を避けつつも、スポーツを通した平和の実現を口々に訴えた。
「武器でなく、スポーツで祖国のために戦う素晴らしさを広めたい」。旧ソ連ジョージア(グルジア)のテムリ・ダディアニ(34)は2011年、国際治安支援部隊(ISAF)の一員としてアフガニスタンで活動中に地雷で両脚を失った。「戦争は政治の産物。誰も戦場に行きたい人はいない」と戦争を始める為政者を暗に批判。
イタリアのマルコ・ピザニ(37)は陸軍でイラクに派遣され、過激派組織「イスラム国」(IS)の攻撃で左脚を失った。2年前に競技を始めたばかりだが、ウクライナ選手をはじめ多くの友人ができた。「難しい問題はあるが、国に関係なく友好的に競い合うパラは重要だ」と強調した。





