島田麻央が世界ジュニア史上初4連覇 前日まさかの発熱で「ベッドから動けず」→本番直前で出場決断「決して諦めなかった」

演技する島田麻央(共同)
ジュニアの全種目を通じて史上初の4連覇を達成した島田麻央(共同)
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 「フィギュアスケート・世界ジュニア選手権」(7日、タリン)

 女子は17歳の島田麻央(木下グループ)が合計208・91点で4年連続4度目の優勝を果たした。4連覇は全種目を通じて史上初。SP首位で迎えたフリーは2位だった。母が日本人でオーストラリア代表のハナ・バース(石崎波奈)がフリーはトップとなり、3位だったSPとの合計205・39点で初表彰台の2位。初出場で16歳の岡万佑子(木下アカデミー)が合計197・17点で3位に入った。

 島田の涙には特別な理由があった。5日のSP後に38・5度を超える発熱に見舞われ、前日まで「ベッドから動けず、棄権するしかない」状態だったという。フリーの出番が迫っても「出場できるか確信が持てなかった」と明かした。4シーズン無敗を誇ったジュニアで最大のピンチ。「決して諦めなかったことが4連覇につながった」と感極まった。

 朝に熱が下がったことを踏まえ、出場を決断した。浜田美栄コーチの「倒れたら助けにいく」との言葉も後押しになった。演技構成を見直し、4回転トーループは回避。「途中へろへろになっていた」と得意のスピンでよろける場面はあったが「滑り切ることだけを意識」して、ミスを最小限に食い止めた。

 年齢制限のため出場できなかった2月のミラノ・コルティナ五輪で、同学年の中井亜美(TOKIOインカラミ)が銅メダルを獲得。数カ月の誕生日の違いで運命は分かれ、悔しさや「正直うらやましい」との思いもあった。待ちに待った来季のシニア転向へ「挑戦しやすい立場になる」と17歳のエース候補。「新しいスタート」へと羽ばたく。

 ◆島田麻央(しまだ・まお)2008年10月30日、東京都小金井市出身。5歳でスケートを始めた。21年の国内大会での4回転トーループ成功、24年冬季ユース五輪金メダルはいずれも日本女子初。名前は母親が好きな、バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さんにちなむ。愛知・中京大中京高2年。152センチ。

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