大相撲 史上最少の春場所新弟子で際立つ存在感、佐渡ケ嶽部屋“15歳カルテット”が決意
「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)
新弟子検査が28日、大阪市内で行われた。学校の卒業時期が重なり、年6場所で最も志願者の多い春場所では、2024年の27人を下回り、義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降最少の20人が受検した。全員が体格基準(身長167センチ以上、体重67キロ以上、中学卒業見込み者は身長165センチ以上、体重65キロ以上=2人は運動能力検査で通過)を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。
大相撲を目指す新弟子が激減する中、佐渡ケ嶽部屋の“15歳カルテット”が際立つ。平沼凜=宮崎・都城市出身=は190センチ、118キロ。川渕空=高知市出身=は167センチ、83キロ。兒玉大翼=大阪・太子町出身=は171センチ、122キロ。芳野竜汰=静岡市出身、運動能力検査で通過=は163センチ、82キロ。それぞれがクリアした。
川渕は「前相撲で当たる相手を見たら、少し自信をなくしました」と苦笑い。芳野は「もっと頑張らないと」と、緊張感を口にした。
15歳の4人。芳野は「稽古が終われば仲良く話します」と言えば、川渕は「きついことは相撲部屋なので多いですけど、仕事を4人で分担できるのがいい」と笑顔を見せた。
夢いっぱいの15歳。長身の平沼は「師匠(元関脇琴ノ若)のようになりたい」と話し、川渕は「高知県の企業の化粧まわしを着けたい」と関取を目標に掲げ、兒玉は「琴勇輝(現君ケ浜親方)さんを尊敬しているので、一歩でも近づきたい」と誓った。
東海大会8強と、4人の中では最も相撲実績がある芳野は「体の大きさは違いますが、琴勝峰関のような勝負を決めるスピードを真似できるようになりたい」と語っていた。
春場所の幕内で、15歳で入門したのは高安と隆の勝の2人のみ。強豪高校、強豪大学、海外出身者が大半を占める大相撲で、“たたき上げ”がどこまで力をつけるか楽しみだ。





