高梨沙羅「焦らず、慌てず、諦めず」4度目五輪で大ジャンプ誓う 着地技術も改良!新採用ラージヒルで「チャンス増える」
ミラノ・コルティナ五輪の開幕までちょうど2週間を迎えた23日、札幌市内のホテルでノルディックスキー・ジャンプ女子日本代表4人が会見し、意気込みを語った。4大会連続の夢舞台に挑む、18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(29)=クラレ=は「焦らず、慌てず、諦めず」の言葉を胸に大ジャンプを誓った。
日の丸が描かれた白いウエアに身を包み、2週間後に迫った五輪を真っすぐ見据えた。4大会連続出場が決まった高梨は「4年のスパンを軸に日々のトレーニング、生活が回っている実感がある」と、夢舞台にかける思いの強さをかみしめた。スーツ規定違反の失格で混合団体4位だった22年北京五輪のリベンジへ。「これまで積み上げたものを出し切れるような舞台にしていけたら」。4年間で何度も口にしている恩返しのビッグジャンプを誓った。
大切にしてきた言葉がある。「焦らず、慌てず、諦めず」。トレーニング施設のウイダートレーニングラボを利用していた10代の頃、栄養士から「おまじない」のように何度も言われていた言葉で、補食を持ち歩く小袋にもペンで書いてもらい、見る度に勇気づけられてきた。
24年春のルール改正で着地のテレマークの採点比重が上がり、苦しめられている高梨。飛距離を武器にしてきただけに、表彰台に立てない日々が今も続いている。それでも焦らず、慌てず、諦めず、2年の時間をかけて少しずつ着地の技術を磨いてきた。22日に行われた蔵王大会の1本目は、テレマークを決めて飛型点で今季の最高得点をマーク。胸に秘める言葉が支えになり、復調のきっかけをつかみつつある。
五輪ではノーマルヒル、混合団体に加え、ラージヒルが新採用。「女子もようやくパフォーマンスが認められた証拠。挑戦するチャンスが1つ増える」と実感を込め、貪欲に3種目全てで結果を求めにいく。
この日はW杯個人第21戦の予選が大倉山ジャンプ競技場で行われ、高梨は12位で本戦に進んだ。「感動してもらえるようなビッグジャンプで締めくくれたら」。W杯国内最終戦を好内容で終え、五輪へ弾みを付ける。




