左肩の状態深刻 大の里が連敗で3敗目 二所ノ関親方「ただ弱いだけ。良いも悪いも分からない相撲」
「大相撲初場所・9日目」(19日、両国国技館)
2横綱が2日続けて敗れた。大の里は小結若元春に寄り切られ、豊昇龍は熱海富士に押し出されて、ともに3敗目を喫した。熱海富士は初金星。出場した2人以上の横綱が、そろって2日連続で敗れるのは1998年春場所の曙、貴乃花以来(終盤の上位戦を除く)。関脇霧島が宇良を逆とったりで下し、1敗を守って勝ち越しを決め、単独首位に立った。新大関安青錦は若隆景を切り返しで退けて7勝2敗。大関琴桜は関脇高安を突き落として6勝目を挙げた。霧島を追う2敗は6人。
大の里の状態が深刻になってきた。8日目に左肩痛を悪化させたのは明らかで、この日も左を全く使えない。あっけない負け方で連敗。それでも「もう一回、しっかりと体と気持ちをつくって、6日間を取り切るしかない」と語り、10日目以降の休場を強く否定した。
もろ手突きの立ち合いは中途半端だった。若元春に十分の左四つを許し、寄りにずるずると後退。何もできずに土俵を割った。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「ただ弱いだけ。良いも悪いも分からない相撲」と厳しく指摘した。
左肩は先場所13日目に痛め、千秋楽を休場。回復の遅れを認めながら「気持ちは燃えている」と今場所の出場に踏み切った。だが、序盤戦から歯車が狂い、八角理事長(元横綱北勝海)は「今までは思い通りに勝ってきた。本人が一番『何でだ』と思っているだろう」と胸中を察した。
首位と2差に開き、現状では優勝は絶望的。出場を続ければ勝ち越しさえも危うい。大の里は「ここまで来たら、もう気持ちだと思う。目の前の一番が大事になってくる」と10日目以降を見据えた。
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