帝京大9位 往路17位から驚異の巻き返し 3年連続シード守った アンカー鎗田涙「『世界一諦めの悪いチーム』体現できた」

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 往路17位だった帝京大が9位に食い込み、10位以内に与えられる次回大会のシード権を3年連続で獲得した。10位日大までがシード権を手にした一方で、中央学院大は11位。東洋大は14位に終わり、21年連続のシード権獲得を逃した。往路2位の早大は4位、中大は5位、駒大は6位だった。

 往路17位だった帝京大が9位に巻き返し、3年連続でシード権を獲得した。シード圏内の10位との4分15秒差をひっくり返す大逆転劇。鎗田(やりた)大輝(4年)が10区のアクシデントを乗り越え、激走した。

 9区終了時に10位まで13秒差の11位。アンカー鎗田は「もうやるしかない」と気合を入れた。13・3キロ付近で日大、中央学院大を抜き9位に浮上。中継局の速報サイトでは18・1キロ地点で27秒差をつけた。安全圏に入ったと思われたが、残り2・9キロ、20・1キロ地点で11位に急落。10位の中央学院大と2秒差と表示され、監督車の中野孝行監督(62)に「2秒負けている!お前にかかっている」と猛ゲキを飛ばされた。

 鎗田は「もう大丈夫だろうと思ったら、急に『2秒負けている』と言われて、『やばい』と思ってラストスパートした。人生で一番頑張った1キロだった」と振り返った。

 中野監督は「本当にミラクル」と選手の追い上げをたたえつつ「終わったら(10位日大と)40秒も開いていた。あり得ない」と苦笑いだった。

 それでも驚異の追い上げは事実。ゴール後は仲間に囲まれ涙を流した鎗田は「みんな気持ちを切らさなかった。掲げる『世界一諦めの悪いチーム』を体現できた」と胸を張った。

 卒業後は東京都庁の職員になる鑓田。中野監督は「勉強もスポーツもできる最高の人材。小池知事、お手柔らかにお願いします」とエールを贈った。

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