高木美帆 本命1500Mで優勝 「チーム・ゴールド」で表彰台を独占 五輪金メダルへ「自分ができることを少しでもつかんで進んでいく」
「スピードスケート・全日本選手権」(28日、長野市エムウェーブ)
女子1500メートルが行われ、レース前にミラノ・コルティナ冬季五輪代表権を確実にしていた高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=が1分55秒12で優勝した。佐藤綾乃(ANA)が2位。堀川桃香(富士急)が3位に入り、「チーム・ゴールド」が表彰台を独占した。男子1000メートルでは山田和哉(ウェルネット)が優勝。終了後、日本代表14選手が発表された。
2冠を飾り、いよいよミラノへ向かう。1500メートルでは高木が1分55秒12をマークして、1000メートルに続き優勝。「つかみ始めているものが、少しずつ大きくなっている感覚は改めて感じた。明確になった課題と、オリンピックまで向き合い続けて超えていきたい」と手応えを得た。
五輪金メダルを目指すために発足させた「チーム・ゴールド」の佐藤、堀川とともに、笑顔で表彰台に立った。レースでは佐藤と同走。反省点を残しつつも、五輪参加標準記録の最高位「SS」を切る好タイムでゴールして「改善しないといけないが、収穫もあった」とうなずいた。
ゴール後には、ヨハンコーチとハグ。「このメンバーで、チームで滑るのは最後。チームの解散が決まっているのでそういう感情があった」と明かした。ただ、自身の「進退に関わる話ではない」と説明。ここからさらに高め合っていく。
本命の1500メートル金メダルへ、残りは1カ月半。「1500メートルを滑ることが、モチベーションを持ち続けられる理由のひとつ。自分ができることを少しでもつかんで進んでいくことが大切」と意気込んだ。





