スピードスケート・高木美帆 全日本500メートル2位 五輪へ前進
「スピードスケート・全日本選手権」(26日、長野市エムウェーブ)
女子500メートルが行われ、高木美帆(TOKIOインカラミ)はミラノ・コルティナ五輪の参加標準記録(39・50秒)を突破する37・61秒で2位だった。五輪代表入りに大きく前進した。「自分の中で良い流れに乗ってると思いながらレースに挑めた。この大会自体に挑むことが楽しみな気持ちもあった」と振り返った。
既に1000メートル、1500メートルの五輪代表権を得ている中、まだ代表権がない500メートルのレースを「びっくり箱」と表現する。「本数をやっていない分、(タイムが)どこまで出るか未知のところもあって、自分の中で楽しみと久しぶりに感じられた」と、良いメンタル状態で臨んだ。
500メートルでの代表権を持つ吉田雪乃(寿広)と並んでのレースだった。吉田は37・36秒の大会新記録で優勝。高木は「同走の吉田選手が素晴らしいレースをしたのに勝てなかった。コーナーでもっと加速していきたかった。悔しいな」とも語った。
500メートルでの代表権はほぼ手中に収めたこととなる。出場については「500メートルに出ることで得られるメリットみたいなもの、自分が一番最終的に掲げている目標に対しても、得られるものが多い」とし「500メートルを滑るっていうのは楽しいなって思う部分もあるので、かなうことならその選択肢は残しておきたい」と前向きな姿勢を見せた。




