大の里が日本相撲協会100周年に誓い「横綱としてしっかり盛り上げられるように」大相撲の“秘宝”には感心

 日本相撲協会が23日、東京・両国国技館で「日本相撲協会財団法人設立100周年記念式典祝賀会」を開いた。八角理事長(元横綱北勝海)をはじめ協会員、松本洋平文科大臣、横審の大島理森委員長(元衆院議長)ら約800人が節目に立ち合った。

 大の里(二所ノ関)は豊昇龍とともに横綱として鏡開きなどの仕事を終えた。100周年記念映像では、初代若乃花、大鵬、輪島、北の湖、千代の富士、貴乃花、武蔵丸、朝青龍、白鵬らとともに自身の姿も上映され「不思議な感覚がする」と感想を語った。

 式典の間に、今月24、25日に開催される100周年展示展(両日とも午前10時~午後4時。入場無料)を鑑賞。69連勝を記録した双葉山が現役時代に使用した雲竜型の綱や断髪式で切ったまげ、大鵬や北の湖ら多くの歴代横綱による三つぞろい化粧まわしなど、相撲博物館に所蔵された貴重な品々に興味深そうに視線を向けた。

 大の里は「今と違ったデザインの化粧まわしがあって楽しかった。昔の横綱の化粧まわし、今と違う形で、かっこいいなと思った」と感心した。

 協会100周年の節目に誕生した横綱として「横綱としてこういう式典に出るのは、うれしいし、光栄です。長い歴史があって、今の大相撲がある。横綱としてしっかり盛り上げられるようにしたい」と決意を語った。

 最後は「100年後、自分は生きていないと思うけど」といたずらっぽく笑いつつ「横綱として、しっかり頑張っていきたい」と前を向いた。

 豊昇龍は100周年記念映像に登場したことを「それはうれしかった」と語り、「責任が重い。頑張るしかない」と誓っていた。

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