ラグビー京産大 20日に4強かけ準々決勝・東海大戦 プロップ佐名木「スクラムで粉砕する」

 ラグビーの全国大学選手権は20日に準々決勝が行われ、5大会連続の4強入りを狙う京産大(関西2位)は東海大(関東リーグ戦1位)と大阪・ヤンマーで対戦する。初陣となった14日慶応大戦に続き、先発に抜てきされるプロップの佐名木風雅(2年=関大北陽)は「日本一になりたくてこの大学を選んだ。スクラムで粉砕する」と闘志を燃やした。

 父と二人三脚で歩んできたラグビー人生。幼稚園の頃から競技を始め「試合の時は、家に帰ると怒られてばかりでした」と笑いながら明かした。幼い頃から父との1対1のタックルを繰り返し、どんどん体が強くなった。日本一を目指す環境で真剣にラグビーに取り組みたいと考えたのは、父がいたからだ。

 昨年度、京産大は国立の準決勝で早大に19-31で完敗。「スタンドで見ていて、自分が出ていないのに悔しかった。今度は自分が出て1月2日(準決勝)にリベンジしたいという気持ちになりました」。毎日、居残り練習をやるようになり、ついにつかんだ先発。父に連絡をすると「いつもは冷たい感じのLINE(ライン)しか返ってこないのに『おめでとう』と一緒にビックリマークが付いていました」と嬉しそうに話した。

 副将のSO吉本大悟(4年=東海大大阪仰星)がケガで欠場。主将でフランカーの伊藤森心(4年=松山聖陵)は「大悟が戻ってくるまで(優勝への)望みをつなぎたい」ときっぱり。

 父へ、仲間へ。まずは東海大を破り、5大会連続で正月の国立へと駒を進める。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス