荻原大翔が優勝 五輪初代表確実に「本当に最高。自分のパフォーマンスを最大限発揮できて良かった」
「スノーボード・ビッグエア・W杯」(13日、スティームボート)
決勝で、20歳の荻原大翔(TOKIOインカラミ)がW杯通算3勝目を挙げた。木村葵来(ムラサキスポーツ)が2位。ビッグエアとスロープスタイルで日本が得られる最大の出場枠は男女各4。荻原と木村葵は、全日本スキー連盟が定めるミラノ・コルティナ五輪派遣基準のうち、今大会までを対象とした最上位項目を満たし、初の代表入りを確実とした。女子は村瀬心椛(TOKIOインカラミ)が2大会連続、深田茉莉(ヤマゼン)は初の代表確実。鬼塚雅(ISPS)が2019年以来の優勝でW杯種目別制覇も果たした。
荻原が3回目に全体最高の94・75点をたたき出し、表彰台の頂点に駆け上がった。1回目をミスし、2回目は成功しても表彰台圏外だった。他選手の試技を見ずに集中力を高め、3回目に横5回転半技を選択。着地も決めると、喜びを爆発させた。1月の冬季Xゲームを制した実力者は初の五輪代表を確実にし「本当に最高。自分のパフォーマンスを最大限発揮できて良かった」と喜んだ。





