アルペンスキー、佐々木明が引退 44歳、五輪狙うも断念

 アルペンスキーで冬季五輪4大会に出場した男子の第一人者で、来年のミラノ・コルティナ五輪出場を目指して国際大会を転戦していた44歳の佐々木明が8日、現役を引退すると明らかにした。

 1日にイタリアで行われたレースで頭部を強打。6日にオーストリアの試合で滑ったが、競技者として続けることが「無理と判断した」という。

 ワールドカップ(W杯)で日本勢最高の2位に3度入った実績を持ち、五輪は2002年ソルトレークシティー大会から4大会連続で出場した。32歳で一度は競技から離れたが、40歳で復帰。今季は全日本スキー連盟の強化指定選手にも選ばれていた。

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