サントリー・高橋藍 兄弟で魅せた10勝目「完璧に近い勝ち方」 サーブで流れ呼び込んだ兄・塁に感謝「信頼置いている」
「SVリーグ男子、サントリー3-0VC長野」(29日、おおきにアリーナ舞洲)
昨季リーグ王者のサントリーはVC長野をストレートで下し、10勝1敗とした。主将の日本代表アウトサイドヒッター・高橋藍(24)はチーム3位の12点を挙げた。兄の塁(25)もピンチサーバーで出場し、第2セットは自らのサービスエース2本を含む5連続ブレークに貢献。兄弟の活躍で会場を沸かせた。
高橋兄弟の競演で、サントリーが10勝の大台に乗せた。藍が自慢のアタックで得点を重ねると、塁も磨き上げてきたサーブでチームに流れをもたらした。第2セット、19-12から塁がピンチサーバーで入り、いきなりサービスエース。続くポイントは藍のアタックで奪った。塁はさらにエースを奪うなど、怒濤(どとう)の5連続ブレークで相手を突き放した。
終始主導権を譲らぬ展開に、藍は「完璧に近い勝ち方。これを継続できるように。勝っている時ほど引き締めていきたい」とうなずいた。兄の活躍についても「僕自身もチームとしても、塁に信頼を置いている。役割を果たしてくれている」と感謝。塁は「1本目をノータッチでエースを取ることができた。そこからいい流れができた」と手応えを口にした。





