フィギュア17歳・中井亜美が練習公開 ミラノ五輪は「夢から目標に変わった」 代表最終選考の全日本選手権へ照準
フィギュアスケート女子で12月4日に開幕するグランプリ(GP)ファイナルに初出場する中井亜美(17)=TOKIOインカラミ=が28日、拠点とする千葉県船橋市・三井不動産アイスパーク船橋で練習を公開した。急成長を遂げているホープのもとに、約50人の報道陣が取材に駆けつけた。
練習では、3回転のルッツ-トーループなどを念入りに確認。「『今日はショート、フリー(曲を)かけてノーミスする』という目標を立てた。自分が頑張らないと超えられない目標を毎日立てている。自分に負けないように練習ができている」とうなずいた。
今季からシニアデビュー。10月のGPフランス大会で日本女子史上3人目のGP初出場初優勝を果たすと、GPカナダ大会でも表彰台を逃さなかった。GPファイナル初出場を決めた急上昇中のホープは「まだ実感が湧いていない。今はすごく楽しみ」と笑顔で語った。
ただ、あくまでも中井にとっての本番は全日本だという。躍進の中で「夢から目標に変わっている」という来年2月に迫るミラノ・コルティナ五輪へ、代表の最終選考となる全日本が「1番大事な試合と分かっている」。GPファイナルも「全日本に向けての試合」と鋭いまなざしで語る。そのためには、武器としているトリプルアクセルの成功確率を上げることが課題。「まずは少しずつで良いのでアクセルの確率を高めていきたい。他のジャンプの安定感も試合で発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。





