りくりゅう 逆転VでGPファイナル進出決めた SP2位「パニック」も修正 ペアを救ったマルコット・コーチの言葉
「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(15日、レークプラシッド)
ペアは昨季世界選手権覇者でショートプログラム(SP)2位の三浦璃来(23)、木原龍一組(33)=木下グループ=がフリー1位の合計215・99点で逆転優勝し、GPファイナル(12月4~6日・名古屋)進出を決めた。今季GP2連勝で通算6勝目(ファイナル含む)。男子でSPトップの友野一希(第一住建グループ)はフリーで8位と振るわず、合計245・57点で3位だった。女子SPは第2戦3位の渡辺倫果(三和建装・法大)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功して自己ベストの74・35点で首位に立った。
今季好調だったSPで出遅れ、三浦、木原組は「パニックになった」と言う。一夜明けて迎えたフリー。2人がそろって跳ぶ序盤の3連続ジャンプで乱れたが、ここから踏ん張った。「メンタルの強さが問われた試合。リカバリーできたことは本当に成長した部分」と三浦。修正能力の高さが逆転優勝につながった。
愛称「りくりゅう」のペアを救ったのは、マルコット・コーチの言葉だった。「追いかけるシチュエーションは、すごくいい練習だ」。近年のGPは大半がSP首位。叱咤(しった)され、前向きな発想に切り替えられた。
ファイナルに初進出した21年大阪大会は新型コロナウイルス禍で中止となった。日本開催に「縁がないと思っていたので夢のよう」と愛知県出身の木原。名古屋が舞台となるシーズン前半戦のヤマ場で、金メダルを狙う五輪へ弾みをつける。
◇三浦 璃来(みうら・りく)2001年12月17日、兵庫県出身。中京大出。146センチ。カナダを拠点に木原と組んで7季目。22年の北京冬季五輪で団体銀メダル、個人で日本勢初入賞の7位、グランプリ(GP)ファイナルで初優勝。世界選手権は23、25年に制覇。
木原 龍一(きはら・りゅういち)1992年8月22日、愛知県出身。中京大出。174センチ。11年世界ジュニア選手権男子代表。13年にペアに転向し、14年ソチ、18年平昌両五輪に異なるパートナーと出場。





