アイスダンス 紀平梨花・西山真瑚ペアは3位 演技後はハグ、大きな拍手浴びる
「フィギュアスケート・西日本選手権」(2日、木下カンセーアイスアリーナ)
12月の全日本選手権の予選会として行われ、アイスダンスのフリーダンス(FD)では、リズムダンス(RD)2位だった紀平梨花(23)=トヨタ自動車、西山真瑚(23)=オリエンタルバイオ=組が合計136・74点で3位に入った。RD首位の櫛田育良(18)=木下アカデミー、島田高志郎(24)=木下グループ=組合計159・21点で優勝した。
「もののけ姫」の曲をイメージした透明感のある水色の衣装の紀平に、西山は黒いベストスタイル。息の合ったダンスに、紀平を持ち上げながらのスピンなどで流れるような動きで魅了した。演技後には2人で手応えを確かめるようにハグ。大きな拍手を浴びた。
1日に行われたリズムダンス(RD)は59・61点で2位となり、ア結成から1カ月あまりと短期間だが、充実した演技を披露した。この日のFDは首位に7・58点差で臨んだ。
今大会に出場すれば全日本選手権への出場資格が得られ、同大会で上位になれば来年2月に行われるミラノ・コルティナ五輪の団体戦出場への可能性が開ける。
紀平は2021年に右足首を負傷。22年北京五輪を断念し、直近の2シーズンも試合出場を見送った。今季も中部選手権を欠場。同大会はミラノ・コルティナ五輪の最終選考会となる全日本選手権の予選にもなっており、シングルでの五輪出場の可能性は消滅していた。





