青学大・原監督 箱根3連覇へ自信「箱根は青山」若林、野村卒業の山区間5区、6区にも手応え「山上り、下りのメド立っている」
「全日本大学駅伝」(2日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)
大学三大駅伝の第2戦が行われ、箱根駅伝王者の青学大は3位に終わり、7年ぶり3度目の優勝はならなかった。優勝の駒大とは2分35秒差だった。初戦出雲駅伝7位から巻き返しに成功した。レース後、原晋監督は3連覇を狙う来年1月の箱根駅伝へ自信をみせた。
前半4区までで8位と出遅れたが、ジワジワと追い上げ、7区のエース黒田朝日(4年)の区間新激走で一時2位まで浮上した。原監督はレース後「エースがエースの走りをしてくれたので、形は作れました。出雲の大惨敗から形は作れた。箱根に向けてレベルアップできる。箱根は私ども勝ちますよ」と評価した一方で、「黒田朝日に渡る前が駅伝をしてない。そこが箱根へ課題が残った。力は決してない」と総括した。
「大惨敗」と語る出雲後は選手たちの雰囲気を促したという。「やっぱりプライド。箱根11年で8度勝ってる強い青学がある。黒田朝日で頼るんじゃなくて、来年卒業ですから。下級生がきちっと1人1人頑張る。そういう思い出で走ってくれと。そういうミーティングはした」と明かした。三大駅伝の2レースを終えて、箱根の勢力図について「駒澤、国学院、青山、中央の4強。これが箱根で戦うんだと思う。特に箱根は青山だな」とニヤリ。
「ピーキング能力。たまたまと言われるが、たまたまで11年で8度も優勝できない。我がチームの箱根への持って行き方はそれなりのノウハウを持っている」と自信をみなぎらせ、近年5区を担当していた若林宏樹、今年6区で区間新をマークした野村昭夢が卒業した影響についても「山上り、下りのある程度のメドが立っている。箱根では昨年なみの記録を狙ってチャレンジしたい」と、明かした。





