フィギュア 快挙の中井亜美が帰国 日本女子3人目GP初出場V「トリプルアクセルがあったから金メダルが取れた」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会で日本女子3人目となるGP初出場での制覇を果たした中井亜美(17)=TOKIOインカラミ=が21日、羽田空港に帰国した。首に金メダルを下げ、「シニアの国際試合で初めて金メダルを獲ることができて、すごくうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔で振り返った。
最大の武器である、トリプルアクセル(3回転半)が勝因。憧れの浅田真央さんの背中を追いフィギュアスケートを始め、大技にも浅田さんを手本に励んできた。ショートプログラム(SP)では78・00点、フリーでは149・08点で、合計227・08点の今季世界最高得点で優勝。「(トリプルアクセルは)自分にとって勝つために必要なジャンプ。今回もトリプルアクセルがあったから金メダルが取れたと思っているので、もっと安定感を高めていければ今後の試合も良い成績が続くかなと思う」と語った。
視線の先には五輪がある。来年のミラノ・コルティナ五輪へは「シーズン最初の頃はあまり目標にはしていなかった」というが、「今回のグランプリ1戦目を終えて、若干行きたいという気持ちが出てきている」。日本代表の3枠を勝ち取るためにも「自分にプレッシャーがかかるのも嫌なので、見据えているけど、まずは演技をしっかりやることに集中したい」と力を込めた。





