大相撲ロンドン公演 横綱対決制した!豊昇龍V 秋場所のリベンジ果たした「しっかり気合を入れていった」

 大相撲のロンドン公演千秋楽で大の里を破って優勝を果たし、トロフィーを手にする豊昇龍(左)=共同
 大相撲ロンドン公演の閉会式で整列する親方と力士ら(共同)
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 大相撲のロンドン公演は千秋楽がロイヤル・アルバート・ホールで19日に行われ、豊昇龍が大の里との横綱同士の全勝対決を送り出しで制し、5戦全勝で優勝を果たした。平幕でただ一人4戦全勝だった翔猿は小結高安に送り出された。三賞は殊勲賞が翔猿、敢闘賞が高安、技能賞が宇良。観客の投票で決まる「観客賞」は宇良が受賞した。ロンドン公演は1991年以来34年ぶりの開催だった。来年6月にはパリ公演が控える。

 相撲協会一行は2組に分かれ、20日夜(日本時間21日未明)と21日夜(同22日未明)に帰途に就く。

 翔猿が敗れて横綱同士の全勝対決で優勝が決まる展開になると、豊昇龍の闘志に火が付いた。16年ぶりとなった横綱同士の優勝決定戦で屈した9月の秋場所千秋楽を思い起こし「しっかり気合を入れていった」。左上手出し投げで崩すと、すかさず背後に回って送り出して雪辱を果たした。

 34年ぶりに大相撲が行われたロンドンで、大の里との頂上決戦。ボルテージは最高潮に達した。「僕のしこ名を呼んでいる方々がたくさんいた。きちんと聞こえていた」と豊昇龍。大きな期待を力に変えて、優勝者にその名を刻んだ。

 ロンドン公演に向けては終始一貫して「これが大相撲なんだというのを見せたい」と語ってきた。英メディアから、次はいつ戻ってくるのかと問われると「素晴らしいところだった。お相撲さんがまたロンドンに来る機会があれば、ぜひ来たいですね」と笑顔を見せた。

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