引退表明のレスリング五輪2大会連続金・金城梨紗子「気持ちが満たされた」 一番の思い出は伊調馨との東京五輪出場国内選考
レスリング女子で五輪2大会連続金メダル獲得の金城(旧姓川井)梨紗子(30)=サントリー=が12日、静岡県焼津市内で現役引退について「選手として幸せなことを経験し尽くした。気持ちが満たされた」と語った。妹で同じ所属の恒村友香子のセコンドを務めた大会後に取材に応じた。12月に第2子の長男を出産予定で、今後は妹のコーチも務める。
一番の思い出に21年の東京五輪出場を懸けた五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)との激しい国内選考を挙げ「人生や価値観を変えてくれた。つらい時にも感謝できる。経験すべき経験だった」と述べた。この争いを制し、同五輪で57キロ級を制覇。62キロ級の妹と夏季五輪で日本勢初の姉妹金メダリストになった。





