成年男子走り高跳び・真野友博が貫禄V 世陸予選落ちの悔しさ糧に「締めくくりとしては上々」 自身の19年大会記録も更新

 「国民スポーツ大会・陸上」(6日、平和堂HATOスタジアム)

 陸上の成年男子走り高跳び決勝は真野友博(29)=広島・クラフティア=と赤松諒一(岐阜・西武プリンス)が2メートル29の大会記録をマークし、1回目でクリアした真野が優勝した。少年男子共通110メートル障害決勝は古賀ジェレミー(東京高)が13秒07のU20(20歳未満)日本記録で頂点に立った。100メートル決勝では成年男子は黒木海翔(福岡・中大)が10秒17で優勝し、成年女子は御家瀬緑(北海道・住友電工)が11秒57で制した。

 世界選手権東京大会で予選落ちの悔しさを糧に、真野は自身が2019年にマークした大会記録を更新して優勝。「シーズンの締めくくりとしては上々」と笑顔だった。

 会場の滋賀出身の瀬古を含む3人の日本代表の争いを、大勢の観客が見守った。真野は2メートル29まで1回で成功。世界選手権で予選突破した瀬古はこの高さで脱落した。赤松との一騎打ちとなり、世界陸上で銅メダル相当の2メートル32はともに失敗。真野は「手応えをしっかりつかむことができた」と振り返った。

 2メートル28で優勝した1週間前の全日本実業団対抗選手権と、今大会では踏みきりを意識し、安定した跳躍を取り戻した。「世界陸上の反省点を改善することができた」とうなずいた。

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