青森の142年続く偉業守る!錦富士が朝乃山を投げて10勝目「あと2つ勝てば、もっと確実になる」再入幕に前進

 錦富士(右)に敗れ、3敗目を喫した朝乃山(撮影・佐藤厚)
 錦富士(右)に敗れ、3敗目を喫した朝乃山(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲秋場所・13日目」(26日、両国国技館)

 西十両3枚目の錦富士(29)=伊勢ケ浜=が朝乃山(高砂)に勝ち、10勝3敗とした。返り入幕に前進した。

 立ち合いで強く当たり、前に出た。土俵際で粘る相手に上手投げを決めた。近大の先輩で大関経験者の朝乃山。錦富士は「負けられないではなく、挑戦者の気持ち。当たって砕けろ、で行けた」と振り返った。

 横綱6人を輩出した青森の誇りを担う。東前頭12枚目の尊富士は今場所全休の見込みで、十両転落が決定的。東十両12枚目の宝富士は既に負け越した。1883年からの県勢の幕内力士在籍を継続するには、錦富士が再入幕するしかない。

 142年続く大記録の継続に前進したが、幕内下位、十両上位は予断を許さない状況だ。前日に3敗目を喫した後は、普段は行わない験かつぎでひげをそらなかったが、昨晩キレイにそって、ぐっすり睡眠を取った。「変わらず一日一番勝つことに集中したい。あと2つ勝てば、もっと確実になる」と意気込んだ。

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