世界陸上 苦難を乗り越えた30歳のハードラー「走ることをやめなくて本当によかった」溢れる思いをつづる「これからも走り続けたい」

 女子100メートル障害予選で予選通過を決め笑顔を見せる中島ひとみ=14日
 女子100メートル障害予選 レースを終え笑顔の中島ひとみ=14日
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 開催中の世界陸上女子100メートルハードルに出場した中島ひとみが20日、自身のインスタグラムに新規投稿。「走ることをやめなくて本当によかった」と思いをつづった。

 中島は「東京世界陸上 沢山の応援本当にありがとうございました」とまず感謝の思いを記し、「ここにどうしても立ちたく、走り続けて、ようやく掴めた初めての日本代表。この日本で、満員のスタジアムで沢山の人に見守られ、大歓声に包まれて走れた2本。夢のように幸せで一生忘れられない時間になりました」と振り返った。

 その上で「一人では到底辿り着けなかったこの舞台。だからこそ、この景色を皆と分かち合えたことが何より宝物です」とつづった中島。決勝進出を果たせなかったが「世界の壁は、まだまだ高い。でも『悔しい』そんな感情すらなくなりかけていた頃もあった、そんな自分を思い出すと世界に向けてこんな感情を抱けることが競技者として幸せで、だからこそ自分の気持ちに正直に、自分らしく挑戦を恐れず、これからも走り続けたい」と今後の挑戦へ前を向いた。

 「また新たな挑戦へ向けて一緒に走ってくれたら嬉しいです 自分の走りに、生き様に、何かを感じてくれたあなたにどうか幸せが訪れますように!温かい言葉を届けてくれるその優しい心の源に少しでもなれますように。走ることをやめなくて、本当に良かった。関わってくださったすべての方に、心から感謝を」という思いの丈を記した中島。中学時代に全国制覇を果たしながらも、苦しみ、30歳にして初めてつかんだ世界の舞台。その歩みが大きな注目を浴びた。

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