世界陸上 落合晃は予選敗退「世界と勝負という意味ではまったく勝負にならなかった」日本勢14年ぶり出場の男子800m、史上初予選通過ならずも「楽しめた」
「陸上・世界選手権・男子800メートル予選」(16日、国立競技場)
日本記録保持者の落合晃(19)=駒大=は1分46秒78の5組7着で予選敗退となった。日本勢初の予選通過はならなかった。
パリ五輪金メダルのワニョンイと同組。序盤から果敢に飛ばしていったが、集団後方になると、外から浮上を狙ったが、上位進出はかなわなかった。レース後は悔しそうに電光掲示板を見上げた落合。「本当にこの国立の舞台ですごい大声援を受けながら走れたのがうれしい。楽しんで走ることが目標だった。すごく楽しんで走ることができました」と振り返り、「世界の選手との勝負という意味ではまったく勝負にならなかった。これからに生かしていきたい」を今後を見据えた。
落合は滋賀学園高3年だった24年に日本選手権で優勝。高校総体では1分44秒80の日本記録を樹立した。7月の日本選手権では連覇を果たし、800メートルでは11年大邱大会の横田真人以来14年ぶりの世界選手権出場を決めた。
◇落合晃(おちあい・こう)2006年8月17日、滋賀県出身。今津中から陸上を始め、滋賀学園高2年時の全国高校総体では、男子800メートルで初優勝した。3年時に出場したU20アジア選手権は1位。24年6月の日本選手権を初制覇すると、同7月の全国高校総体では1分44秒80の日本新記録をマークし、2連覇を達成した。25年から駒大に進学。大八木弘明総監督が率いるチーム「Ggoat」で練習する。同7月の日本選手権では2連覇。165センチ。




