舞の海氏が北の富士さんとの思い出語る、琴風氏とのNHK解説は「悩んでいます」
「大相撲秋場所・3日目」(16日、両国国技館)
元小結の舞の海秀平氏が、館内の相撲博物館で開催されたトークショーに登場。NHK大相撲中継でコンビを組んだ北の富士勝昭さん=元横綱=の思い出を語った。
昨年11月に82歳で死去した北の富士さん。舞の海氏は「ユーモアのある人で、長年いい意味で遊んでこないと、あの味は出ない。粋なんですよ。着物の着こなし、30年前のジャケットを着てもダサくない。何色でも似合って格好良かった」と振り返った。
ある年の初場所の解説だった。タラの水揚げ地を巡り、北の富士さんの故郷・北海道、舞の海氏の故郷・青森のどちらがおいしいかで意見を交わした思い出などを語った。北の富士さんの現役時代、協会を去った際の出来事を挙げ「人生の機微を感じました」と、その名解説を語った。
現在は琴風浩一氏=元大関=とコンビを組むことが多いNHKでの解説。舞の海氏は「今どう向かっていくか悩んでいます」と冗談っぽく笑顔で話し、「解説で『令和の舞の海』と話されたのですが、ほめているのか、ほめ殺しなのか分からない」と続け、会場の笑いを誘っていた。
解説がSNSで批判的に扱われることもある舞の海氏。「また炎上しているよ、と言われるのですが、最初は家が火事になったのか、と思ったくらい。(SNSを)見ないし、見ても落ち込んだり、腹を立てたりはしません。人それぞれでいいのでは」と語った。携帯電話はスマートフォンではなく、ガラケーを使用中。「道に迷ったら交番に行きますし」と、スマホの必要性を感じないという。





