女子1万M 広中璃梨佳が6位!日本勢初の2大会連続入賞の快挙「声援の力も借りながら粘ることができた」 ラストスパートで2人抜き、国立に大歓声
「陸上・世界選手権・女子1万メートル決勝」(13日、国立競技場)
広中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分9秒62で6位に入り、23年ブダペスト大会に続き、この種目では日本勢初の2大会連続入賞、2度目の入賞を果たした。
1周目は集団の中盤を走っていた広中だったが、徐々にギアを上げ800メートル付近で先頭に立った。その後、4000メートル付近では先頭集団から離れる場面もあったが、最後までスタミナを切らさなかった。ラストスパートをかけ最後に2人を抜いて6位でフィニッシュ。国立競技場が沸いた。
レース後、広中は「この1年間、悔しい思いをした分、2年ぶりの世界陸上でどういうレースをできるかワクワクもあったけど、世界大会が1年開くと怖くはないけどどういう位置なのかという不安も襲ってくることがあった」と振り返った。それでも「まずは東京で開催されるのも(自分が)競技をやっている中でわからないという気持ちで、皆さんの前で入賞できたのはうれしい」と喜んだ。
レース自体については「遅いな、詰まるなと感じたら自分のペースで。後半は粘って、最後は諦めなければ、湿度もある中でどういう展開になるかわからない。入賞のチャンスもあると思っていたので、声援の力も借りながら粘ることができた」と地元の応援に感謝した。
昨夏のパリ五輪は、膝のケガの影響で出場を逃した。しかし、回復してからはけがもなく順調。「しっかり練習できている。海外での高地トレーニングも4回組んだ」と手応えを得ており、「(パリ五輪の)悔しさをバネに頑張ってこられた。心身ともに準備はできている」と意気込んでいた。





