大の里が野見宿禰神社で横綱土俵入り「並べたのはうれしい」稀勢の里以来の和製横綱、石碑に刻まれる

 「大相撲秋場所」(14日初日、両国国技館)

 横綱大の里(二所ノ関)が12日、野見宿禰神社例祭で、昇進時恒例の横綱土俵入りを披露した。

 太刀持ちに高安、露払いに隆の勝を従え、雲竜型の土俵入りを披露。新たに自身のしこ名が入った、歴代横綱のしこ名が刻まれた石碑を感慨深げに見つめた。

 大の里は相撲教習所時代以来に同神社を訪れ「自分もいつかは、と思っていた。刻んでいる自分の名前を見て、横綱になったんだな、と実感しました」と語った。和製横綱は師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)以来で「そういう意味でも自分が並べたのはうれしい」とうなずいた。

 昇進2場所目で初めて東の横綱に座った大の里。2場所ぶり5度目の優勝に向けて「横綱として初めての東京場所、東の横綱、しっかりやるべきことやる。最初の5日間が大事だと思う」と気を引き締めた。

 この日の取組編成会議では初日に新小結安青錦、2日目に先場所は金星を配給した玉鷲との対戦が組まれた。

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