感情爆発、絶叫&ガッツポーズの理由 ロコ藤沢五月「この大会はかっこつけちゃダメなので」会心最終投は悔しさ糧に磨いたショット「練習しといてよかった(笑)」
「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(11日、みどりスポーツパーク)
ミラノ・コルティナ五輪を巡る代表争いの最終選考会が開幕し、3大会連続五輪出場を狙う18年平昌、22年北京五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレは、1次リーグ初戦で25年日本選手権優勝のフォルティウスに延長の末、9-7で勝利し、白星発進を決めた。
4年前も争ったライバルとの一戦は互いに一歩も譲らず、延長へ。延長11エンド、ロコ・ソラーレは厳しい展開の中で藤沢が最終投で神業のようなダブルテークアウトを決め、自分たちの石を残し、勝利を決めた。
会心のラストショットに両手を突き上げて「ふぉう!」と叫んで、何度も拳を握った藤沢。いつも以上に喜びの感情を表現する姿が目立ったが「この大会はかっこつけちゃダメなので。1つ1つのショットを決まることが奇跡に誓いぐらいなので。あのショットで勝ったのは嬉しい感情もあったけど、夕梨花のショットからみんなのショットがつながってあれだったので。4年前にかっこつけて最初負けていたので、それはやめようと思って、全力で喜びました」と、理由を明かした。
進化を感じさせたショットは、苦い思い出を糧としたもの。「日本選手権の準決勝、北海道銀行さんとの試合、私がミスったショットがトップウエイトのダブルテイクアウトをミスって、相手に4点かな?とられた。今季はトップの自信をもつ練習をしてきた。それが最後だったので。練習しといてよかったなと思いました(笑)」と、笑顔でうなずいた。
4年前のフォルティウスとの代表決定戦では2連敗から3連勝で切符を掴んだが、今回は好発進。「4年前、第一試合が一番大事とみんなで言って負けたので、第1だろうが、第2だろうが、第3だろうが、勝ち負けよりアイスの情報を得られるかが第1試合で一番大事。1~2エンド目アイス読み切れてなかったけど、中盤後半にかけてアイスに合ったショット繋げることができてよかった」と胸を張った。





