桐生祥秀 キャプテンの自覚 リレー侍悲願の金メダルへ「最高のメンバー」国立で日本選手団公開練習
13日に国立競技場で開幕する陸上の世界選手権の公開練習が4日、同会場で行われた。練習に参加した男子100メートルの桐生祥秀(29)=日本生命=と、男子200メートルの鵜沢飛羽(22)=JAL=は、男子400メートルリレーにも選出されており、リレーでのメダル奪取を誓った。6月に日本国籍を取得した混合1600メートルリレーの青木アリエ(21)=日体大、女子800メートルの久保凛(17)=東大阪大敬愛高=はともに初出場となる大舞台へ力を込めた。
キャプテン桐生が、リレー侍を引っ張る。男子400メートルリレーでメンバー最年長の29歳は「伝統も、結果を出さなければただのデータになってしまう。最近メダルを取っていない中で、メダルを獲得するというのは自国開催だからもっと大切」と表情を引き締めた。
桐生が400メートルリレーに初出場したのは13年のモスクワ大会。その際は6位入賞だったが、17年ロンドン大会、19年ドーハ大会では3走を務め、2大会連続で銅メダルを獲得した。だが、その後の2大会はメダルからは遠ざかっている。
メダル奪取へ、軸は桐生と鵜沢だ。信岡沙希重コーチは「桐生選手はスペシャリスト。3走をメインと考えている」と、メダルを獲得した時と同様、今回も3走に置く構想。鵜沢には大会スケジュールなどを考慮し、アンカーを託す考えだ。
勝算はある。狙うタイムは「37秒30」だ。ドーハ大会で日本が出した37秒43の日本記録を切ることが、表彰台への道を切り開くポイント。信岡コーチは「バトンが3つそろったとき、色が変わってくる。日本記録を出せれば」と拳を握った。
チームの大黒柱に指名された桐生が「(バトンが)ちゃんといけば、最高のメンバー」と自信を見せれば、鵜沢は「桐生さんから受け取れるのは安心感がある、全力で走って、しっかり金メダルを取りたい」と気持ちを高ぶらせた。世界経験豊富な男たちが、バトンをつなぐ。





