尊富士が右腕手術していた 青森出身142年続く幕内力士途絶える危機 伊勢ケ浜親方「(場所出場は)まだ。本人と話をしてから」
「大相撲秋場所」(14日初日、両国国技館)
幕内の尊富士(26)=伊勢ケ浜=が8月に右腕の手術を受けたことが3日、明らかになった。秋場所休場なら1883年から続く、青森出身幕内力士が途絶える可能性が出てきた。
尊富士は「右上腕二頭筋腱(けん)断裂で2カ月の安静加療必要」の診断書を提出し名古屋場所13日目から休場。夏巡業も全休で、この日は軽い基礎運動にとどめた。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は「この間手術したばかり。リハビリして、できるだけ早く復帰するように努力しています」と現状を説明。場所出場を「まだ。本人と話をしてから」としつつ「万全に治したい」と、無理はさせない意向を示した。
尊富士は東前頭12枚目で青森出身では唯一の幕内力士。他の青森出身関取は東十両3枚目の錦富士、東十両12枚目の宝富士。青森の誇りは微妙な情勢になってきた。




